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2011年3月25日 (金)

モクレン

神戸にいった。

この街は1995年「被災地」と呼ばれていた。

今、過去の震災を知らない人が神戸に来ても、

ここが被災地であったなどと、気づくことはないだろう。

この震災は災害史上例のない速度と質で復興を成し遂げた。

しかし、建物や生活は元に戻ったとしても、

命までは震災前に戻ることはない。

神戸の街を歩いていると、

ある白い花が目に止まった。

「モクレン」

3月の神戸では様々なところで、

この花を見ることが出来るらしい。

「キレイだな…」

その時は、そんな感想しか浮かばなかった。

帰りの列車の中。

ある新聞記事に、こんなフレーズが記されていた。

「春がくるたびに咲くこの花のように、おじいさんも帰ってきたらいいな」

これは、阪神大震災で夫を亡くした老女が涙ぐみながらつぶやいた言葉。

そして、この花とはあの「モクレン」のこと。

3月の神戸に咲く白くうつくしい花は、

復興を願う人々が植えた希望の印だと知った。

あの時、街で目に止まったのは、

人々の復興へのエネルギー、大好きな街、大切な人への思いだったのか。

…。

その日も、レジの前で財布を軽くしてから家路についた。

Mokuren

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