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2011年3月10日 (木)

ある動画を見た感想。

Q.ここから一番近い駅までどのくらい?

①ちょっと歩いたらすぐだよ。

②500mくらいだよ。

どちらの答えが分かりやすいでしょうか?

②の方は具体的に距離を示しているため、

駅までかかる時間という別の情報を得ることが出来ます。

では、こちらはどうでしょう?

Q.どちらかを選んでください。

①60%の確率で10万もらえる。

 しかし、40%の確率で5万円とられる。

②100%の確率で3万円もらえる。

この場合、期待値等を計算すると

①のほうが得なのですが、

感情や経験など、様々なファクターによって

②を選ぶ人もけっこういるのではないかと思います。

さて…

実際の社会では、複雑に数字を使うことで

様々なモノやコトを表現しています。

そこで注意が必要なのは、

中には「意図された数字」というものが存在するという事実です。

仕事では、自分の考えを具体化したり

説得力を増す目的で数字を使うことが常ですが…

その使い方一つで相手の印象は全く変わってしまいます。

例えば…

あなたは現在の職場に満足していますか?

というアンケートを社員10000人に行ったとします。

この調査結果を集計した2人の担当は、

それぞれ自分の上司に対し、次のように報告をしました。

Aさん 90%近くの社員が「満足している」と答えました。

Bさん 1000人が職場に何かしらの不満を持っているようです。

どちらの結果も同じなのですが、Aさんの報告を受けた上司は

調査結果に満足してしまうかもしれません…。

Bさんの報告を受けた上司は、満足度100%をするには…

と考え、改善策を打ち出すかもしれません…。

アンケートの目的にもよりますが、お互い数字の選び方を変えただけで

受け取る側の印象が全く違ったものとなってしまっています。

仮にアンケートの目的が、「社員満足度向上に向けた現状把握」

だったとすれば、Aさんの報告では上司から、

目的を理解していないと思われてもしかたありません。

というわけで…

数字を騙されることなく、

数字を使いこなしていきたいものですね…。

下の動画をみていたら、ふと感じました。

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